導べの星 第13話


― SCENE12 ルヴァ&アンジェリーク




月明りだけが二人を照らす。


(あなたは、いつでも私の導きの星。目指す光だったんです)
(ルヴァって随分ロマンチストだったのね)
(そうでしょうか?)
(ええ。まるで誰かに教わったみたい。フフッ)




(ねぇ、ルヴァ?私が今何を考えているかわかる?)
(さぁ、なんでしょう?陛下は隠し事が上手でいらっしゃるから)
(んもう!そんな呼び方しないで!・・・幸せだって言いたかったの)
(知っていますよ、アンジェリーク)




生まれたままの姿で共に一夜を過ごし。







夜が明けたとき、ルヴァの姿はすでに隣になかった・・・。(続く)





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