ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭2 レポート

2009.3.14(土)昼・夜

出演:高木礼子(日野香穂子役)谷山紀章(月森 蓮役)伊藤健太郎(土浦梁太郎役)福山 潤(志水桂一役)
森田成一(火原和樹役)岸尾だいすけ(柚木梓馬役)宮野真守(加地 葵役)日野 聡(衛藤桐也役)佐藤 朱(冬海笙子役)
石川英郎(金澤紘人役)小西克幸(王崎信武役)内田夕夜(吉羅暁彦役)水橋かおり(リリ役)

室屋光一郎(月森 蓮役/ヴァイオリン)松本有理(加地 葵役/ヴィオラ)依田真宣(衛藤桐也/ヴァイオリン)若狭直人(チェロ)

※2009.3.15の日記を一部追加編集したものになります。


待ちに待った学院祭2。
いつか絶対学院祭で帰ってくる、と。あの幸せな時間をもう一度。という願いが叶ってまた聖地に帰ってきました。
うっかり、仕事が入りそうになったりしましたが「その日東京にいませんから!」(←嘘ではない。横浜に居るだけだ(笑))とかなんとか押し切って、朝一の電話一本でなんとかなりました。危ない。


物販列並ぶこと約2時間、ペンライト列は比較的早かったのですがボイカ他が売っている列はなかなか進みません。
それでも完売したのは夜公演前、特定キャラのみだったので早く出てちょっと損した気分。
公演の方は一公演三時間、昼の部は10分押し始まり20分遅れ、夜の部はなんと一時間押しというここ数年なかった大波乱の幕開けとなりました。

やっぱり学院祭はいい!
オープニング。
幕の開く前から弦楽四重奏による愛の挨拶が流れてました。
ああ、いつものBGMね。でもやっぱこれだよね、これ。とか思っていたら幕が開いてめちゃめちゃびっくり。
なんと1st室屋大先生 2nd依田さん va松本さん vc若狭さんによる生四重奏だったのでした。
あまりに音が奇麗過ぎて生だなんて思わなかった。。。
本当にプロ中のプロの演奏に最初から泣きそうです。
演奏が終わったらステラクインテット+による、2アニメの主題歌でオープニング。
いきなりテンションフォルッテッシモ―!(それは番組どころか中の人も違います)

ドラマはゲーム2の対立と文化祭のアンサンブルコンサート(ということは3コンか)の話。
基本シナリオは4公演すべて同じで、対立する人とそれに伴う微妙な事件と配役変更で違う趣にしていました。
理事長が衛藤に「なんか面白みが足りない」と言われたことに奮起して、アンサンブルコンメンバーに「文化祭初日に何かパッションあふれる催しをしろ」というお題を出します。
最初は嫌がるメンバーですが、やらないとアンサンブルコン自体なしにするという脅しに強制参加することに。
土曜のこの「催し」はトゥーランドットのお芝居。
配役は姫=香穂子、王子=柚木、侍女=冬海、父王=土浦、三大臣=火原、加地、月森、ナレーター=志水。
なぜ志水がナレーターなのかは、本編を見て納得しました。柚木が王子だからか(笑)

配役が決まって、練習していたところになぜかメンバー二人がけんかして、帰ってしまいます。
当然翌日からの練習にも出てくれません。どうする香穂子!

昼の部の対立は火原VS加地。
ゲーム本編の二人の対立はチョコ味の歯磨き粉はありかなしか、という気の抜けるものでしたが、こちらも負けず劣らず。
一番おいしいのは一口肉まんかしめサバまんか、というものでした。
しめサバまん…。いや、うん。なんていうか。加地が加地であることを物語るエピソードだよね。
(しつこく中原中也と太宰治が好きなテニス青年は絶対変態!と言い続けている私。国文卒にしてみりゃ単なる変態にしか見えん。まあ加地はそうじゃなくてもストーカーだけど)

夜の部の対立はLR。まあこちらも王道。
トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」の解釈をめぐって、「徹夜なんて問題ない」という土浦と「徹夜が簡単だというのは音楽家として体調管理が出来ていない」という月森でかなりシリアスにバトってます(笑)

対立する二人を仲直りさせようと悪戦苦闘する香穂子ですが、なかなかうまくいきません。
落ち込んでいるところに、リリが「ヴァイオリンを弾くときっといいことが起きる」ということで、夕暮れ正門リリ像前で一人ヴァイオリンを弾く香穂子。
そこに音を聞きつけた衛藤がやってきます。
「メンバーが喧嘩してたら芝居は間に合わないんじゃないか?やっぱり俺は一人がいい」という衛藤に、「仲直りさせて仲間の力を見せるから明日学院に来てほしい」と衛藤の手をぎゅっと握って言う香穂子。
…ここの日野君の芝居が異常にかわゆかった!!

翌日、香穂子に呼び出されるメンバー全員。
一人ひとりに意見を聞いて、それぞれ意見は違っていてあたりまえだ、それでいいんだ、という結論を出す香穂子。
それを見て納得して仲直りする対立メンバー。

そして文化祭当日。
香穂子姫は凛々しい感じが似合ってます(笑)
王子柚木はいわずもがな。
国王様と大臣たちは基本めちゃめちゃ役作ってるのですが、月森一人は相変わらずのテンション。
ナレーター志水君は淡々と台本を読み続けます(爆笑)
「…姫は王子に3つのお題を出しました。」
「王子、一つ目の謎に答えなさい」
「ちゃらりーん。第一問。カラフ王子、客席に向かって愛の告白をしなさい」
「え?(岸尾さん、かなり本気で硬直)……志水君、僕の持っている台本と、君の持っている台本が違うみたいんだけど」
「…愛の告白をしなさい(一見無表情だけど、内心爆笑しているであろうじゅんじゅんが冷静に)」
「……どこまでがアドリブかわからないよ」
かなり照れながら、お題をこなす岸尾さんに、観客大興奮。
「ちゃらりーん。第二問。パッヘルベルのカノンの作曲者とこの曲の正式なタイトルを答えなさい」
国王つっちーと、侍女冬海ちゃんが見事正解。
「ちゃらりーん。第三問。『ヘンデル作曲水上の音楽即興演奏アレグロデチーソ』を早口で三回唱えなさい」(すみません、早口言葉のお題は不正確かも)
このお題に愕然とする三大臣。
「…こ、このお題にはハードルが高い声にしてしまったポン」かなりのじいちゃん声でチャレンジの森田さんは、それでも簡単にクリア―。
「頑張るパン」
ものすごいハイトーン、どこから出してるんだ?と聞きたくなる謎ボイスで余裕のクリアはまもちゃん。
そして最後にプレッシャーがかかるきーやん。
しかもきーやんは作り声ではなくて自キャラ声。他メンバーよりハードルは低いはず。とさりげなく他メンバーからプレッシャーがかかります(笑)
「い、行く…ピン」
とスタートするものの、敢え無く撃沈。
本気で凹んで復活できない谷山さんに、メンバーは爆笑を堪え切れません。
「失敗したので本当はぶっぶーなのですが、おもしろかったのでぴんぽーん」
とナレーター志水君の判定が下り、王子は姫にプロポーズできたのでした。

夜は冬海ちゃんに「かわいく観客を魅了しなさい」とお題がでたり、早口言葉のメンバーが変わったり。
岸尾さんの「…これは本気でやった方がいいのか、オチを狙った方がいいのか、どっちかな?」と柚木声で聞くのがちょっと面白かった。
じゅんじゅんや大人組の早口言葉も見たかったな。残念。


ドラマに気合入れたからか、フリートークらしいものはほぼなし。
…まあ、あのフリーダムな皆さんにしゃべらせたら何時間あっても収集付かないのはわかってるけど、日野君と潤君の絡みは見てみたかったんだけどな。
というか、一方的にいじられる(であろう)日野君が見たかった(笑)

歌はやはりオンリーなので、ソロはほとんどショートバージョンなのですが、大人数の歌があってとても楽しい。
大阪でも大騒ぎになったという、伝説のきーまもデュオ、コロナは初めて生で聞いたのですが、鳥肌立ちました。すごい。
まだまだ前半だったのに涙出そうになりました。
終わってしばらくコールらしいコールが起きずにうぉーとどよめいていて、二人が退場した後、フォルテのPVが流れ出してもまだ客席がざわめいていたことで、他の観客の反応もわかるかと。
前回大阪で聞いたという同行の友人に言わせると大阪の時の方が良かった、とのことですが、私は多分両方聞いてても今回の方が好きと言うと思う。
そのくらい舞台で二人は月森と加地でした。

あときーやんソロは豪勢に生弦楽四重奏付き、日野君ソロも依田さんがソロ弾いてましたね。
依田さんも衛藤の中の人の一人だものね。
なぜか依田さんの音はソロ部分以外カットされてて残念でしたが、聞こえたソロ部分の超絶技巧は室屋さんとは全然音が違うけど、素晴らしかったです。
ステラの時の感想にも書いたけど、こんな人材良く見つけてくるなぁ。
ちなみに日野君は眼鏡かけてると割と顔が好みです。
眼鏡ふぇちではありません。だって白めがねーずには萌えなかったもん(笑)

昼の部のソロ歌トップバッターがじゅんじゅんでビビったのは内緒です。
あれだけ歌嫌がってたから、ソロは歌わないのかと思ってた。
じゅんじゅんは、夜の部の格好(本人14日のブログ参照)とか含めて色々ありえないと思いましたが、やっぱり志水君演じてる時の声はもちろん、表情が好きです。

夜の部では一時間押しの影響で、エンディング前で石川さんが無念の途中退場(次の仕事=生ニュースがあるから)。
石川さん、全公演出演と言ったから、てっきり生のお仕事をなんとかキャンセルしたんだと思ってたら、かけもちだったのか。
そこまでして、ぎりぎりまで出てくれた石川さんのコルダへの強い思いに頭が下がります。
じゅんじゅんも無理やりスケジュール都合したみたいですね。昨日もお台場といったりきたりしたっぽい。
キャストの皆さん、そこまでコルダを好きでいてくれてありがとう。なんだかすごくうれしいです。

いとけんさんと森田さんがいきなりローラーブレード履いて歌ってたり(どこの光@ENJIですか!)、それをまもちゃんとこにたんがまねした振り付けで歌ってたり、夕夜さんが「〜にゃん」といってみたり、「ネオロマンス」を噛んだ日野君に「桐也、そこは噛んじゃいかんだろう」と突っ込んでみたり、水橋さんの妖精スティックがめちゃラブリーだったり、でもって高木さんと佐藤さんと並ぶと三人ともめちゃちっこくぷりてぃーだったり、それはもう盛りだくさん。
あ、今度のアニメの生アフレコもありましたね。おまけつきで。
夜の部は巻きのために一部カットされたような気もしないでもないけど。

なんか萌えどころが多すぎて、書ききれない!
日曜に続く。



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