種運命日記(第50話)



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2005年10月1日(土)

あきれる気力も無くしたガンダム日記(ガンダムSEED DESTINY第50話ネタバレ感想)


先週49話を見ながら、「どうすればラクス様の正義をこきおろさず否定せずに、白キララクファンとして感想が書けるのか」という人生最大の難関にぶちあたり、一週間悩み続けた挙句に挫折した葉月です、皆様お久しゅう。
いや、いくら私がキラ様ラクス様絶対主義だとしても(違うけど)、ありゃ無理だって。

はい、とうとう最終回ですよ。
うっかり出したメールが当たってしまい、有楽町まで行ってきましたが。(…ってイベント自体はものすごくおいしかったからいいんだけどさ。有楽町に始まり有楽町に終わったよ、運命…)

見終わった感想をフォント最大で叫びたい。(そうはしないけどそんな気分で読んでくだされ)

私の一年を返せーーーーーー!!!!

まだ40話位かと思ってましたがね、なんだか終わったことにしたいらしいですよ、あれで。
すべてを・・・そう、シン=主人公の設定までなかったことにしたいそうですよ!!

確かに、この回だけ見ればそれなりに面白くないとは言わない。
だけど矛盾と言うか、すでにご都合主義というだけでは片付けられない設定崩壊脚本になってて、本来キャラが絶対しゃべるはずも無い台詞を脚本どおり演じなければならない役者さんたちが本当にかわいそうだ。
メイン扱いされてたのに、最終回出られなかった人たちもいるし。ああ可哀想な進藤さん&置鮎さん…。チャンドラですらしゃべったのに。
関さんを筆頭に、演技は本当に素晴らしかったんだ、演技は…

だってよりによってイザークが
「あれはザフトの船だ!エターナルを守れ!!」

なんて、もう絶対ありえないでしょ?
隊長ご乱心。

アカツキなんて、陽電子砲くらって無傷なんだもん、被弾しないって、Sフリーダムより実質強そうだし。
いくらムウマリュを復活させたかったからって、ほんとありえない。

シンもステラ出して、前作ラストパクってはみたものの、全然印象に残らずむしろステラの怪電波の洗礼を受けてあっち側に渡ってしまったようだし。
だって「明日ね」って一体…せめて「あなたには明日があるの」だったら印象が違うんだけど。しかも声が違うよ。。。
ルナが死ななかったのだけが唯一の救いなのでしょうが、シンの立場からしたら、憎きオーブに次機はおろか母艦まで落とされ、恋人の機体も損傷、親友は生死不明で、正義と信じていた議長もどうなったかわからない。
いまだかつてこんな不憫な主人公がいたことがあるのか?!
っていうか、シンの不憫さの最たるところは主人公の座をキラ様にあっさりとかっさらわれてしまった所にあるわけで。
49話クレジットのキラ→シン→アスランもどうかと思ったんですが、最終回クレジットがキラ→アスラン→シンって!
第一期鳴り物入りでスタートしたはずの新主人公は、あっさりと前作W主人公に踏みつけられました。
むしろレイが主人公と言った方がよっぽどすんなり納得できますよ、ええ。
…なんてかわいそうなんだ、シン。
なまじ中途半端に強く描かれているがために、精神崩壊して現実逃避も出来ず。
誰か救ってやってください、本当に。
別にシンのファンというわけじゃないんだけど…むしろキャラ的にはAA派なんだけど(テロリスト的思想にはついていけないが)、あまりに可哀想で可哀想で。


ラストもレイが議長を裏切るなんて、だったらシンの立場は?!
レイよ、お前はたった数回戦場で言葉を交わしただけの見知らぬ敵に懐柔されて、親友を裏切るのか?
最後に議長に銃を向けるのはシンであってほしかった。
でもって、タリアさんの手でズキュンと。
「ごめんなさいね、シン。この人は…この人だけは私の手で」とかって感じで。

でもね、母は子供がいたらそう簡単には死ねないと思うよ。
いくら愛する人の為、軍人として、とは言ってもねー、他人に託して「会ってやって」なんて一言、簡単に言えちゃうものかなぁ、って女性の視点では思う。
いや、私は独身ですけど(苦笑)


あ、でもサ@ラ@ズ的にはまだ終わりじゃないもんね。DVD=OVAという最終兵器が残ってるもんね。
それでタリアさん補完&シン主人公復活補完やるんでしょ?やるよね??やらなかったら許さん!!

ぶっちゃけ放送時間の罠に嵌って録画できませんでしたが(←わかってたくせにDVD操作忘れてた)、全く惜しいと思えません。
運命再放送するとか次番組を土6とか持ち上げてますが(あれ、でもぶっちゃけコケそうな気が…深夜ならともかく。役者層の演技だけで持ちこたえられるか?)、そんな余裕あるなら、『本当に』シン主人公で2期辺りから全部作り直して欲しいよ。

オリジナル種の最終回もかなりげんなりしたものですが、これに比べればまだ秀作だったように思います。
だって、数々の疑問を残しつつも一応強引にでも破綻しない程度にまとめてて、その点は非常に評価できたんだもん。

申し訳ないが今回は評価するレベルではないです。。
なんとかしてシンを救ってやってくれ、お願いです!!



ほんとに一年返してよ。。。
こりゃ諦めて二次補完するしかないか。
同人誌よりひどい本作ってどうなのよ。。。








































以下こっそり補完。
運命50話直後というか、自分的50話はここまでというところまで。


メサイアは落ちたが、タリアは瀕死のギルバート、レイを庇いながらなんとか脱出。
「死なせない!死なせてたまるものですか。あなた達には死んでもらっちゃ困るの。まだやることがあるのよ!責任とってもらうんだから!」


母艦を失ったルナマリア、シン。
「ルナ、ルナ…」
「大丈夫、シン、大丈夫だから」
(アスラン、メイリン、生きてた…一体どういうこと?どうしたらいいの、私…)
コアスプレンダーにて戦闘空域を脱出中、アーサー率いるミネルバ隊脱出チームと合流。
「艦長!レイは?!レジェンドは?!メサイアは?!」見知った顔と知るなり怒鳴り込むシン。
タリアの代わりに答えるアーサー。
「艦長は行かれた。やることがあると…。レイは消息不明のままだ。メサイアは…落ちた、ようだ」
息を呑むルナマリア、絶句するシン。
「メサイアが、落ちた…」
(私が落ち着かなきゃ、しっかりしなきゃ)
「副長。メイリンとアスランは生きています。私、声を聞きました」
「あいつ、よくも俺を!」
「ええええーーーーー?!」


「イザークさん、ディアッカさん、お久しぶりです。エターナルを守っていただきありがとうございました」
未だキラ・アスランの戻らぬエターナルには、戦闘停止を受けてイザークとディアッカが訪れていた。
ラクスは二人が心配でならないが、気丈にもそのことは顔に出さない。
「ラクス様…お元気そうでなによりです」
と助けたは良いが、この場合なんと言ってよいのかわからず微妙な表情で返す上官に、ディアッカは後ろでこっそり吹き出している。
「おい、今笑ってなかったか?」
「いーや。ラクス様、お久しぶりです」
矛先をラクスに変えたため、イザークはそれ以上追求できず、無言で悔しがる。
コクピットのスクリーンには通信回線がAAに対して開かれている。
「イザーク君、ディアッカ君、どうもありがとう。助かりました。アークエンジェルとオーブ軍を預かる身としてお礼を言わせてください」
「ラミアス艦長」
ちなみにムウはちゃっかりAAに戻っている。
艦長の隣のベストポジションをしっかりと陣取っている姿に、イザーク、ディアッカが小さく声をあげた。
何か言を続けようとしたところに、メイリンが管制らしく鋭い声をあげる。
「隊長!タケミカヅチより入電です」
「んーなんだー?我等が歌姫がお話中だから後にしてもらえ」
こちらは実質イザーク達に無視された格好になり、少々おかんむりのバルトフェルド隊長。
「それが、あの、オーブ本国のカガリ様がこちらの状況を聞きたいと…」
「。。。オーブに繋げ」
メイリンの私情が入ると顔など見たくないというのが本音だが、そこは有能オペレータ、無言で回線を操作する。
「ラクス!メサイアが落ちたと…キラは、アスランはどうした?!」
「カガリさん、落ち着いてください。キラ達はまだ戻りません。けれど、きっと戻ってきますから。大丈夫です、信じていますから」
「当たり前だ。あいつ等がそう簡単にやられるわけが無い。前の大戦を生き延びた奴等だ。あいつ等を落とせるのは俺だけだ」
「イザーク?!何故エターナルに?」
「色々ありましてね。ま、俺等もそう簡単にレクイエムなんぞ撃って、国ひとつ簡単に潰されてしまったら後味悪いし…と。ごきげんよう、お姫様」
誰かが椅子から落ちたような音とともに一瞬乱れるAA側の通信。管制の注意が逸れる何かがあったらしい。
「ディアッカ?!お前もか?」
「無謀な上司を持つと部下は苦労するんです」
「「おい、それは誰のことだ?」」
重なる二つの声。どうやら多少の自覚はあるらしい。
「いーえ、なんでも」
見ればくすくす笑っているのはディアッカだけではなかった。

「お、これは?メイリン!」
バルトフェルドに呼ばれる前にメイリンは既にコンソールに向かっている。
「モビルスーツ確認!2機!これは…ストライクフリーダムとインフィニティジャスティスです!」
希望の星が、今還る。


♪きみのーすーがーたーはーぼくにーにーてーいーるーー
(ED音楽が流れる中)
「カガリ!」
「ラクス!」

(クレジット開始)♪なにもーしーらーなーいほーうが…



【次回予告 ガンダムSEED DESTINY 完結編 明日へ続く道】
続く命、散る命。
誰もがあるべきとおりに生きたいと願ったはずだった。
だがDESTINYプランの発動とともに運命に生きる我等に明日はあるのか。
次回ガンダムSEED DESTINY 完結編 明日へ続く道。
最後までその運命見届けよ、デスティニー!!





こんなかんじで(笑)
ラスト、やっぱりキラ様に持っていかれた。。。何故だ?!運命=キラというこれが運命か(笑)

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