帝劇8月26日ソワレ キャスト クロロック伯爵:山口祐一郎 サラ:剱持たまき アルフレート:泉見洋平 シャガール:佐藤正宏 レベッカ:阿知波悟美 マグダ:宮本裕子 ヘルベルト:吉野圭吾 クコール:駒田一 アブロンシウス教授:市村正親 ダンス オブ ヴァンパイア 8/26ソワレ(前楽) ソワレは泉見君&たまちゃんの楽且つその他シングルの皆さんの前楽でした。 泉見アルフ楽ということでもういろいろはっちゃけすぎ。 なにがなにやら・・・。 一幕クコが出てきて伯爵に頭突きするのはいつもなんだけど、なんか今日はいつもより下のほうですりすりしてたからか、祐さんなんかうめき声あげてました(笑) あと、キャストそろっての頭ぐるりんはアルフも一緒にやって大歓声。 「少年よ、大志を抱け」って私が勝手に命名している1幕フィナーレ(理由はあのスポンジの@っこり具合…)の時の、泉見君の表情が浦井君みたいに陶酔が入ってきてすごく良くなってた。 クコ劇場は大波乱。 まずクコとダンサーサンボの皆さん(二幕二曲目で衣装が違う加賀谷さん、新上さん、東山さん以外の全員)がぞろぞろとうちわをもってお掃除開始。 そこへ上手から白パジャマ姿の教授とアルフが連れ立って登場。 「お前さん、今日最後なんだってな」 「はい」 「これ、部屋の鍵な」 (会場限定販売のリー君ストラップつきのルームキーをアルフに渡す) 教授、クコールに向かって 「すみません、トイレはどこですか?この城広いから迷っちゃって」 (アルフ「そうそう、広いから」) 「トイレは地下一階、地下二階にもございます」 (ここで大拍手。これって、帝劇の休み時間のトイレ案内なんだよね。帝劇の常連リピータばかりの前楽だから、ネタとしては極々普通にわかって当然) そしてしつこくネタをふる教授 「あ、明日の朝食は何時?」 「8時です」 (「8時、8時」とぶつぶつ覚えるアルフ) 「朝食はベーコン・ウインナーどっち?」 「ベーコン!」(元気よく答えるアルフ) 「私はウインナーで。たこさんにしてね。赤いやつ」(ここで大爆笑) そのまま下手にはけようとしたところで、クコールが呼び止める。 「教授、後ほど『御著書にサインを』」 「わかった!」(教授、最後の最後に負けた、って感じで悔しそうだった(笑)) 「アルちゃん、汗は拭いたほうがいいよ!」 教授+アルフ退場。 クコール「あ〜サプライズだ!ほんとはこれをやりたかったんだ。皆、集合!」 で、ZOOみたいな全員一列に並んでぐるぐる順番にまわるやつを披露。 そこへヘル様登場。 一斉にヘルに群がる女ヴァンパイアたち。 「女には興味ないんだって!」のクコの説明で一斉に蹴散らされて女性退場。 残った三名の男性、上手すみっこにおびえながら固まっているところにヘル様の視線が。 とっさにおしりをおさえたサンボさんに爆笑させていただきました。 「今だ!逃げろ!」のクコの号令とともに一斉に逃げ、ヘルも退場。 ヘル様が手に持っていたウサギを引きちぎったのはびっくりした(笑) クコール「ぽつーん…」「ああびっくりした…」「もう、クコール劇場を何だと思ってるんだよ」等々ぼやきながら一人寂しくみんなの散らかして行ったうちわを集めるクコールさんに涙がこぼれそうでした(嘘) いやぁ、これはもう、明日はもう一人のアルフとサラ、伯爵が出ないと、ね(笑) ちなみにこの後の二幕のクコの朝食準備、アルフに向かって抗議するところでしっかりと赤いウインナーを握り締めてました(爆笑) 30分で用意したんだ、駒田さん…さすが。 霊廟では「軟弱だ!」「不甲斐ない!」といつものように怒られているアルフがいちいち「はいっ!!」「すみませんっ!!」とびっくりマークつき逆切れモードで返していて、教授に「今日はいやに反抗的だな…」と言われてて笑った。 「1000年早い!」(笑)のあと、いつものがみがみお小言はなしで「今日は仲良く帰ろう」でした。 泉見アルフのサラへはとても感情が入っててよかったんだけど、あのフレーズずらした歌い方は私は受け付けないなぁ…。 ヘル様はさきほど引きちぎったウサギの首をくわえて登場(爆笑) 胴体は左手にぶらん。 マチネと同じく「いいわいいわ、優しくしないで〜」。 帰ってきたところは楽日スペシャルバージョン、アドリブ炸裂。 「質問があります」 「はい」 (本を差し出しながら)「噛んでもいいですか?」 (本を受け取ってそのまま本に噛み付く泉見アルフ) 「……どうするの、この白い空気!あんたが噛んでどうするの!これだから天然ボケキャラは!!」(ヘル様というより、吉野氏モードのお説教) 「ぎゃーー」(とりあえず芝居を進めようと叫んでみる泉見アルフ) 「叫んだってだめ!」 「ぎゃーーーー」 「アルちゃん…」 な感じでおなかがよじれました。 その後、へろへろになった泉見アルフ、台詞がぼろぼろで教授にでこぴんされました。 「もう、なんだか…」が妙に実感こもってて大爆笑。 余波を受けて伯爵は笑い堪えながら歌ってたっぽい。 今日は色々力入ってたけど、墓場の伯爵のソロにぐっときた。 まさかVで泣けるとは思わなかったなぁ。 なんか今日の祐さんの歌い方、いつもと全然違ってた。 声の調子の良さとか、迫力とかで言ったらもっと良かった日があるんだけど、今日は心に直接響く歌でした。 もう、これ聴いちゃったら他の作品見てる場合じゃないよ……。 フィナーレはオケもサンボもありえないほど気合入ってた。 すごかった……。 カテコは楽挨拶あり。 市村教授の司会でたまちゃんと泉見君。 「レディファースト」といわれてたまちゃんから挨拶。 「洋平君とアダルトチームと呼ばれてたけど、ダンスや振りが覚えられなくて、浦井君やちひろちゃんに教えてもらった」などなどさらりと挨拶。 泉見君はなんか感極まってて最初涙声。 「日本初演のプレッシャーがすごくて、でも初日にお客さんも初めてなんだと思ったら楽になった。プレッシャーから解放されて嬉しい」などなど。 教授が「アルフとサラは最後まで人間だと思ってたのにヴァンパイアになってしまって…(祐さんを示しながら)ここに立派なヴァンパイアのリーダーがいるので彼について頑張ってください」 と締め、幕。 …だったんですが、ここで嬉しいアクシデント。 いつものように紗幕の中で十字架を掲げた教授に、祐伯爵はのけぞって悶えたようでしたが、そのまま教授を抱きしめて噛み付きました!! カンパニーからヒューヒュー野次が飛んでましたね。 あーー楽しかった。 |