ミス・サイゴン観劇録
帝劇10月2日ソワレ 

キャスト
エンジニア:市村正親
キム:笹本玲奈
クリス:井上芳雄
ジョン:石井一孝
エレン:高橋由美子
トゥイ:泉見洋平
タム:足立和優

(10月2日の日記より編集)

ミス・サイゴン,「帝劇での市村エンジニアはこれが最後」という話を聞いて、一度は見なくてはと決め、速攻チケットゲットして行って来ました、ミス・サイゴン。
どうせなら見たいキャストで!ということで、本日のほかのキャストは笹本キム・井上クリス・石井ジョン・高橋エレン・泉見トゥイといった顔ぶれ。
しっかりアンサンブルには岸大尉もいらっしゃいます(笑)
市村さんはさすがに円熟した演技で、一人違う世界という位素晴らしかったです。
石井さんもベテランという感じの余裕の演技。
健闘していたのは高橋さんと泉見さん。
私はこの二人の丁寧な役作りと澄んだ声が好きでした。

主役二人はともかく「若い!」という印象。(いや、実年齢も若いんだけどさ・・・)
井上君は思っていたよりは低い声もしっかり支えられていて頑張っていたけれど、やはり高音が辛い。
ただ、2001年ビデオとか見てると最近は随分うまくなったなぁと思います。
笹本さんは悪くはないんだけど、どうも一本調子で長時間聞いていると疲れます。
この二人はあと3年経ったら良い演技を見せてくれるんだろうなぁ・・・ってそれじゃ遅いか^^;

初演の時は、レミゼほどではなかったけどストーリーに感動したのと、とにかくセットがすごかった記憶があったのですが、今回はどちらも小ぶりな印象。
演出が変わったのもあるんでしょうが、どうも今回は役に共感できませんでした。
演技者の違いもあるけど、今回は全く泣けなかった。何故だろうか?
セットは実際初演時のより小さいですしね、迫力に欠けるのは否めない気がします。
まあ、一度は見ても損はない、という感じでしょうか。
でも正直S席の値段を払うのは辛い感じでした。
初演を見てなければ感動があったんでしょうけど。
(実際一緒に見ていた初見の方は感動したと仰っていましたし)